乙4(危険物取扱者乙種第4類)|試験ガイド
乙4の勉強方法と勉強時間の目安|独学での対策の進め方
結論乙4は、3科目それぞれで60%以上が必要な試験です。いちばん問題数の多い法令の数値から覚え始め、思い出す練習をくり返し、苦手な科目を残さないことが合格への近道です。
2026年11月5日更新。運営者は乙4の取得者で、受験者への指導経験があります(運営者情報)。
まず知っておきたい、乙4の試験のしくみ
- 問題は35問(法令15問、物理・化学10問、性質・消火10問)、五肢択一のマークシートで、試験時間は2時間です。
- 合格するには、科目ごとに60%以上(法令9問、物理・化学6問、性質・消火6問以上)の正解が必要です。
- 合格率は3割ほどです(令和7年度31.9%)。くわしくは「乙4の合格率」をご覧ください。
合計点ではなく科目ごとに判定されるので、「得意な科目で取り返す」ことができません。勉強の時間配分も、3科目それぞれで60%を確実に超えることを目標に決めます。
乙4の勉強方法(5つのステップ)
- 重要度の高い数値から覚える。乙4は、指定数量や保安距離のような「数値を正確に覚えているか」を問う問題が多い試験です。当サイトでは★5の空欄があるページ(17ページ)から始めます。
- 読むのではなく、思い出す。空欄の答えを自分で思い出してから「答えとポイントを表示」を押します。教科書を読み返すだけより、思い出す練習のほうが記憶に残ります。
- 思い出せなかったところに印をつける。答えられなかったページは「苦手」をつけ、「⚑ 苦手だけ」で何度も復習します。
- 範囲を広げる。★4以上(32ページ)、★3以上(47ページ)、すべて(74ページ)と、少しずつ範囲を広げます。
- 問題形式で確かめる。覚えた知識を、市販の教材や、消防試験研究センターが公開している過去問の例で確かめます(乙4の過去問について)。
科目別の対策
危険物に関する法令(15問・9問以上で合格)
問題数がいちばん多く、数値と手続きの暗記が中心です。まず次のページを確実にしましょう(法令の全ページは「乙4の法令の覚え方と要点一覧」)。
- 指定数量(品名ごと)と指定数量の倍数の計算
- 保安距離の数値と保安距離が必要な施設、保有空地が必要な施設
- 保安監督者の資格と選任、予防規程
- 設置・変更の手続(許可と届出)、仮貯蔵・仮取扱いと仮使用(承認)
基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問・6問以上で合格)
燃焼のしくみや、物理・化学の基礎的な内容が出題されます。当サイトでは燃焼の三要素と点火源など一部だけを扱っています。計算問題や化学の基礎は、市販のテキストなどで補ってください。化学が苦手な人は、この科目に早めに時間を割くと安心です。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問・6問以上で合格)
第4類の品名ごとの性質と、消火の方法が中心です。似た数値が多いので、物質どうしを比べながら覚えます(全ページは「乙4の性質・消火の覚え方と要点一覧」)。
乙4の勉強時間の目安
必要な勉強時間は、化学の知識があるか、1日にどれだけ時間を使えるかで大きく変わり、決まった目安はありません。そこで、当サイトのページ数をもとに、暗記にかかる量の目安を示します。
| 出題範囲 | ページ数 | 1日10ページなら |
|---|---|---|
| ★5だけ | 17ページ | 2日 |
| ★4以上 | 32ページ | 4日 |
| ★3以上 | 47ページ | 5日 |
| すべて | 74ページ | 8日 |
暗記は1周で終わりではなく、2周目、3周目と回数を重ねるほど定着します。これに加えて、物理・化学の学習や問題演習の時間をとりましょう。
2週間で仕上げるスケジュール例
- 1〜2日目:★5だけで1周(17ページ)
- 3〜6日目:★4以上で1周し、思い出せないページに「苦手」をつける
- 7〜10日目:すべてのページを1周。並行して物理・化学をテキストで学ぶ
- 11〜13日目:「⚑ 苦手だけ」で復習し、市販の教材や公式の過去問の例で問題の形に慣れる
- 14日目(試験前日):★5だけをもう一度。苦手が残っていればそこだけ
1か月で進めるスケジュール例
- 1週目:★5と★4のページを、1日5ページほどのペースで覚える
- 2週目:★3以上に広げる。物理・化学の基礎をテキストで学ぶ
- 3週目:すべてのページを1周し、市販の教材で3科目の問題を解いてみる
- 4週目:「⚑ 苦手だけ」と「まだ覚えていないページ」をくり返し、60%に届きにくい科目を重点的に
スキマ時間で続けるコツ
1ページに1つの論点なので、通勤や休み時間の数分でも1〜2ページずつ進められます。「覚えた」「苦手」の記録とメモはブラウザに保存され、ログインは不要です。スマホとパソコンの両方で使うときは、記録の引き継ぎから移せます。
試験直前の仕上げ
- 新しい範囲には手を広げず、★5のページと「苦手」のページを見直します。
- 引火点や指定数量のように、似た数値が並ぶものは比べて覚え直します。
- 試験の日程や会場は、受験の前に消防試験研究センターで確認してください。
試験の形式と合格基準は、消防試験研究センター「試験科目及び問題数」「試験の方法」によります。ページ数と日数は、当サイトの★の範囲から計算した目安で、合格に必要な時間を示すものではありません。