乙4(危険物取扱者乙種第4類)|試験ガイド
乙4の合格率は約3割|令和7年度は31.9%
結論乙4の合格率は、ここ4年ほど31〜32%で推移しています。令和7年度は受験者222,545人のうち合格者71,059人で、合格率31.9%でした。乙種のほかの類(60%台)に比べると低く、およそ3人に1人の合格です。
2026年11月5日更新。数値はすべて消防試験研究センターの公表データ(年度は4月〜翌年3月)です。
乙4の合格率の推移(令和2年度〜令和7年度)
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 222,545人 | 71,059人 | 31.9% |
| 令和6年度 | 223,846人 | 71,023人 | 31.7% |
| 令和5年度 | 223,797人 | 71,670人 | 32.0% |
| 令和4年度 | 223,009人 | 70,211人 | 31.5% |
| 令和3年度 | 234,481人 | 84,564人 | 36.1% |
| 令和2年度 | 200,876人 | 77,466人 | 38.6% |
令和2〜3年度は36〜39%でしたが、令和4年度からは31〜32%で落ち着いています。毎年20万人以上が受験し、危険物取扱者試験のなかで受験者がいちばん多い区分です(令和7年度は、甲種・乙種・丙種を合わせた受験者のおよそ7割が乙4)。
令和8年度は、4月〜8月の途中集計で受験者85,192人、合格者28,987人、合格率34.0%です(前年同時期は31.3%)。
甲種・丙種・ほかの乙種との比較(令和7年度)
| 種類 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 甲種 | 20,296人 | 6,900人 | 34.0% |
| 乙種 第1類 | 7,931人 | 5,213人 | 65.7% |
| 乙種 第2類 | 8,840人 | 5,830人 | 66.0% |
| 乙種 第3類 | 10,275人 | 6,694人 | 65.1% |
| 乙種 第4類(乙4) | 222,545人 | 71,059人 | 31.9% |
| 乙種 第5類 | 10,972人 | 6,815人 | 62.1% |
| 乙種 第6類 | 10,402人 | 7,032人 | 67.6% |
| 丙種 | 19,969人 | 9,593人 | 48.0% |
乙4の合格率がほかの乙種より低い理由
数字だけを見ると乙4はほかの乙種の半分ほどですが、同じ条件の比較ではありません。理由として、試験のしくみから次の2つが挙げられます。
- ほかの類は、科目の免除を受けて受ける人がいる。すでに乙種の免状を持っている人は、法令と物理・化学が免除され、「性質・消火」の10問だけを35分で受験します。乙4を取ったあとに別の類を受ける人は、この条件で受験できます。
- 3科目すべてで60%が必要。合計点ではなく科目ごとに判定するため、得意な科目で点を稼いでも、1科目でも60%に届かなければ不合格です。
乙種の免状を持っていなければ、乙4も3科目すべて(35問)を受験します。苦手な科目を残さないことが、合格率3割の壁を越えるポイントです。
試験の形式と合格基準
| 試験科目 | 問題数 | 合格に必要な正解数 |
|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15問 | 9問以上 |
| 基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10問 | 6問以上 |
| 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 10問 | 6問以上 |
- 出題形式:五肢択一式のマークシート(筆記試験のみで、実技はありません)
- 試験時間:2時間
- 合格基準:試験科目ごとに60%以上
- 受験資格:乙種は不要(誰でも受験できます)
- 受験手数料:5,300円
合格率3割の試験に受かるための対策
乙4は問題が公表されない試験で、出題される数値や条文を正確に覚えているかどうかが合否を分けます。いちばん問題数が多い法令(15問)から、指定数量・保安距離・保有空地などの数値を確実に押さえるのが近道です。
具体的な進め方と勉強時間の目安は「乙4の勉強方法と勉強時間の目安」、問題の公開状況は「乙4の過去問は公開されている?」で紹介しています。
出典:消防試験研究センター「試験実施状況」(各年度の年度累計)、「試験科目及び問題数」「試験の方法」。必要な正解数は、問題数の60%から当サイトで計算したものです。